…誰でもないです。あなたのことを愛してます。
その左手に、あなたとの未来を見ていたのだと僕が言ったら、
あなたは笑いますか?


あなたは、出会った時のことを覚えていてくれるでしょうか。
あの日もちょうど、こんな暑い日でしたね。



SUN SHINE 



あなたにぶつかってしまったあの日から、僕はあなたが好きだったのかもしれません。
間違いメールを出してしまった僕に、怒りもせずに返事をくれた女の子。
僕が、そんな人だったらいいなと願っていたそのままの姿で、あなたは僕の
前に現れました。
メールを書くときは、あなたの姿を思い浮かべて、あなたの気持ちをこちらに
向けたくて、長いメールを書きました。
分かりますか?
メールって、その人の心が如実に表れるんです。
だから…あなたのメールは、とても暖かいものでした。



ああ、どきどきします。
僕の心臓の音が、今隣を歩いているあなたに聞こえないか、僕はとても心配です。
今隣を歩いているあなたに、僕が相応しいのかどうか、とても心配です。
そして…他の人にあなたを取られないかどうか…もっともっと心配です。
この期におよんで、ってあなたは笑うでしょう。
だけど、白いヴェールをかぶったあなたはとてもとても綺麗で。
今すぐさらって、どこかへ閉じ込めてしまいたいくらい綺麗で。


一緒に歩きましょう。どこまでも。
僕は…一緒に年を重ねていくだろうあなたも見たい。
どうか、僕にあなたの心を下さい。


永遠の愛を誓う道へ歩きながら、僕は心臓の音とそして涙を堪えるのに
精一杯です。


…愛しています。
僕に…あなたの心を下さい。


FIN〜


 

 

 

「桜花歳歳」のmaimaiget様からフリーSSを頂きました♪

ジ〜ン・・・
はぁ〜、なんて素敵なんでしょう・・・(ウットリ)
千晴くんの主人公を想う気持ちが、もう〜たまりません!
拝読させて頂いている管理人も千晴くんに負けずにドキドキさせて頂きましたvv

素敵なSSを拝読させて頂けるmaimaiget様の「桜花歳歳」へはLinkからどうぞ♪

 

 

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